整形外科とは
骨や関節、筋肉や腱、神経などを総称して運動器と呼びますが、これら部位の病気や外傷による損傷(けが)を診察・治療し、それらの機能改善を目指していくのが整形外科です。 骨粗鬆症、関節リウマチ(膠原病)、高尿酸血症など、骨や関節に悪影響をおよぼす疾患についても積極的に加療しています。
多くの方は、肩こり、腰痛、膝痛、手足のしびれ、神経痛、筋力低下、外傷(打撲、捻挫等)などによる、体の痛みや違和感を覚えて来院されます。ただし、同じ部位の痛みであっても、その原因は、人によってそれぞれ異なります。したがって当クリニックでは、お一人お一人の患者様に合わせた診療を行います。また、スポーツで負った外傷や障害の診療も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
このほか、交通事故による、骨折や打撲、「むち打ち症」(外傷性頸部症候群)といった様々な外傷や痛み、体の不調などの検査・治療も行います。交通事故に遭われた際は、自覚症状が軽かったり、痛みがなかったりするような場合でも、整形外科を一度ご受診ください。
*診察の結果、高度医療や入院加療が必要と判断された場合には、症状や病態に応じ、適切な高度医療機関へのご紹介を行います。
地域の整形外科「かかりつけ医」として
当クリニックは、昭和45(1970)年に開業し、地域にお住まい、お勤めの皆様のかかりつけ医として地元の多くの方々にご通院いただいている「旧渚クリニック」の整形外科部門を、この度「なぎさクリニックモール」内に移転し、平成30(2018)年、新たに「渚うめだ整形外科クリニック」として開院しました。これまで同様にこれからも地域医療に貢献し、より密接に地元病院との連携を図るほか、同じクリニックモール内の診療所とも緊密な協力関係を築いていくよう努めてまいります。
また、患者様が気になるちょっとしたことでも気軽に打ち明けられる環境についても、渚クリニックと同じようにスタッフ一同、その雰囲気づくりにも注力しています。「もしかして」「ひょっとして」、このような心配ごとは遠慮なくおっしゃってください。
このような症状がみられたらご相談ください。
- 肩や首が凝る
- 腕が上がらない
- 首、肩、腕、肘、手などが痛む
- 腰、股関節、膝、足、背中などが痛む
- 背骨がまがってきた
- 歩きにくくなってきた
- 手が動かしにくくなってきた
- 背がひくくなった
- ぎっくり腰を起こした
- むち打ち症になった
- 手や足などがしびれる
- 手指がこわばる
- 指を伸ばす時に引っ掛かる
- 突き指をした
- 捻挫、骨折、打撲をした
- スポーツ中にけがをした
- 交通事故に遭った
など
症状別にみる整形外科領域の代表的疾患
よく見られる症状 | 考えられる主な疾患 |
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首の痛み・肩のこり | 頸椎症、頸椎ねんざ(寝違え、むち打ち症)、頸椎椎間板ヘルニア、頸肩腕症候群 |
肩の痛み | 五十(四十)肩(肩関節周囲炎)、腱板損傷 |
腰 臀部の痛み | 腰椎捻挫、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、側弯症、骨粗しょう症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離・すべり症、坐骨神経痛 |
足の痛み | 足底筋膜炎、有痛性扁平足 |
足指の痛み | 痛風、外反母趾、巻き爪(陥入爪)モートン病 |
肘の痛み | 上腕骨外側(内側)上顆炎(テニス肘、野球肘など)、肘内障、肘部管症候群、変形性肘関節症、離断性骨軟骨炎 |
膝の痛み | 変形性膝関節症、靭帯損傷、半月板損傷、オスグッド病(小児)、関節水腫、関節ねずみ |
手・手首の痛み | 関節リウマチ、腱鞘炎、手指変形性関節症 |
指の痛み | 突き指、デュピュイトレン拘縮、ばね指(弾発指)、ヘバーデン結節 |
ももの付け根の痛み | 変形性股関節症、単純性股関節炎 |
手のしびれ | 頸椎椎間板ヘルニア、手根管症候群、肘部管症候群 |
足のしびれ | 腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、慢性閉塞性動脈硬化症(ASO) |